そういえば全然公表もしていなかった
タイトルを書いてみて思ったのだが、９８年の３月に春分を迎えたあたりで、おおまかな９８年の予測をしようと思って準備していた。が、いろいろあって（別に妨害工作があったわけではなく、個人の都合です）公表していないことに気付いた。
占星術で言う年間予測というのは、基本的に春分の日（３月２０日前後）から次の春分までが１つの単位になる。従って、年度末に考える時は、今はある年の冬至図の中にあって、その状態を元に来年以降を考えることになる。
ま、一応私が９８年の春くらいに考えていた予測をいくつか挙げてみましょう。その前に、まずチャート。（いつもながら、Stargazerを使わせていただきます。小曽根様、ありがとうございます。）
春分図は、その地域の１年間を予測するのに使う。ある国の首都で春分図を作成すると、その国の１年間を予測できる。（図は一時、外しています。）
さて、大きく見て、以下の点が気になる。
- 魚座のASCに、ルーラーの木星が張り付いている：魚座的な空気が支配する１年で、とてもひどい状況であっても無意味に楽観して正視しないのではないか。
といった感じだろうか、普通に読んでみると。他にも夏至図・秋分図・冬至図を加えて時間的な流れを読み、日食図・月食図で大きな出来事を読むのが重要。私は、日食図が重要だと思っていた。
（図は一時、外しています。）
日食図の有効期限は次の日食まで。そして、これは中米で天頂になることから、私はパナマ運河関連で現在統治している形態が崩れ、利権問題が起きることを予想した。それが９８年２月から９８年８月の間に起きる、と。
（図は一時、外しています。）
より重要なのはこちら。そして、これはインドネシアで一番大きく見られる。インドネシアの政権変更で済まず、デフォルト（債務不履行）が起こり、日本も含むお金を貸しているいる国々がかなり厳しい状況に立たされるのではないか、それが世界的な不況をひき起こすのではないか、と予想をした。これが９８年８月から９９年２月まで。
では、どの程度当たった？
ということが気になるでしょうね、普通は。一応チェックしてみましょう。
まず春分図関連より。
次に、９８年２月日食図より。
これは、ほとんど当たりませんでしたね。最後に、９８年８月日食図より。
インドネシアでスハルト体制が崩れたのはむしろ９８年２月で、しかし、それでも影響力を温存し続けたため、恒常的にデモなどが続いている。そして、デフォルトが起きると思っていたインドネシアではなく、ロシアのほうで、デフォルトそのものではないが、実質デフォルト（だって、お金を返せない、と他所の国に宣言しちゃったんだもん）。そして、これがアジアの不況に連鎖して、デリバティブなどで大きなお金の循環をさせながら儲けを得る集団（当然、合衆国が大本）に影響を与え、世界不況に入った。一部当たった、という感じですか。
あと、これには合衆国軍がイラクを攻撃したこと、北朝鮮がテポドンを日本を超えて打ち上げたことも、リンクしています。こちらは読み損ねた。
ただ、この日食図はいろいろな意味で影響力が大きいことははっきりしていたので、きちんと取り組んでいれば読めたかもしれない。